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やがて卒業試験用の部屋のドアから2メートル近い身長のプロレスラーのような体格の大男が入ってきた。男の顔は凶悪そのものだが、ニタニタと笑っている。
「へへへ、この部屋にいる女を殺したら俺を解放してくれるっていうから、どんなすごいのが待っているか期待したけど、本当にお前なのか」
「そうよ、私を殺せたらだけどね」
「アハハハハ、こりゃあおかしいや、簡単すぎて笑えてくるぜ」
「簡単だったらいいんだけど」
美麗、アマンダの顔が、みるみるうちに殺意の異形の者に変化するのをみる。
「カテゴリ殺人者・・・」美麗が、つぶやく。
男はアマンダを睨みつける。
「そうかい、じゃあ、すぐにあの世に送ってやるよ」
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