5人が本棚に入れています
本棚に追加
面接室から出てくる美麗と小林。美麗は笑顔で挨拶する。
「じゃ、また来ます、いいですよね」
「うん」
「さよなら」
手を振りながら去っていく美麗に、軽く手を上げるだけの小林。
自分の席に戻ると、隣席の眼鏡をかけた三十路の女性、山崎がニヤッと笑いながら小林に。
「ほっぺにキスマークついてるわよ」
「ふん、馬鹿なことを・・・」
「今日も久我美麗さん、ごきげんね」
「いつも通りですよ」
「例の怪物が見える発作はどうなの」
「あいかわらずみたい、犯罪者がそれぞれ犯罪のカテゴリの怪物に見えるんだって」
「へえー、それって、警察の捜査に役立つんじゃあ?」
「いや、それは無理でしょ」
最初のコメントを投稿しよう!