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京司「ほらノート。借りるなら申也の方が頭いいんだからそっちに借りろよ」
太「だって申也に借りると小言がうるせーんだもん」
京司「あと、太」
声のトーンを落としてお互いの顔を近づけ、ヒソヒソ声で言った。
京司「教室で彼と話すのやめてくれよ…。僕まで話さないといけなくなるじゃないか」
太「何で?だって同じ部員同士ジャン」
京司「僕はクラスメイトでもあるんだよ。周りに変に思われるだろ」
太「あれ?入部賛成派じゃなかったっけ?」
京司「それとこれとは別だよ。入部は認めたけど、あくまで彼との関係は部活内だけだ」
太「はぁ?なんだそれ。意味分かんねー」
不満そうに言う太に、「とにかく部活以外で僕がいる時に話しかけるな」と京司が言うと、ちょうど予鈴のチャイムが鳴り、太は教室を出て行った。
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