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俺は京司が顔を寄せてコソコソと太と話をしているのを見て、何となく不穏な空気を察知した。
昔からの経験上疎ましがられる空気を察するのには人一倍長けていた。
入部の挨拶の時の京司反応といい、彼とは距離を感じていたけど…。やっぱりまだ受け入れられてなかったのか…。
さっきまでのルンルン気分が嘘のように気持ちが沈んだ。
…そういや今朝の占いも「調子に乗らないように気を付けろ」って言てたな。
部員として認めてくれただけでも俺にとっては奇跡のようにありがたいんだから。これから仲良くなってもらえるように努力しようと自分を励ましていると、「HR始めるぞー」と担任教師が入って来た。
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