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政影からのその言葉に驚きと喜びを感じた信長はふっっと笑みを見せると
「政影、お主ならここから先どのように今川義元の首を取る?」
そう問いを投げた。
「そうでございますな。私ならここで兵を待ち兵が揃いし後に必勝祈願をして兵の士気をあげ、今川義元が潜んでいる桶狭間まで密かに進軍、そして一気呵成に攻めます。」
「だが、敵は我らよりも多いぞ。」
「信長様は既にそのための策をいくつも行われているはず。その中でも今川に酒を与え戦意を減らしているというところでしょうか?」
「はっはっは、そこまで読んでおる。我が密かに行わせたものなのだがな。」
「いえ、私なら織田を勝たせるためにそのようなことを弄するかと考えたまでにございます。」
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