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「今でこそ領地は少ないが、以前は織田家の重臣。家老だった家だ。」
「それほどの者であればなぜ、今はあれほど少ない領地なのですか。」
「ふっ、その凄まじい能力が故よ。」
「はぁ。」
「我が父、織田信秀が倉内家、山本家の力を恐れてつまらぬ言いがかりをし領地を大幅に減らしたのよ。」
「のっ、信秀様が・・・。」
「我は天下を目指すつもりだ。そのためには優秀な家臣を眠らせておく暇などない。秀政!!すぐさま倉内家に使いを出し倉内政影に登城を命じよ。」
「はっ!!」
外に控えていた堀秀政がすぐに倉内家へと向かって歩を進めたのである。
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