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清洲城へと着いた政影はすぐに信長のところへと通された。
「殿、倉内政影が参りました。」
そう秀政が言うと中から
「入れ。」
そう低い声が聞こえてきた。
その声が聞こえると秀政は政影に中に入るように促した。
「失礼致します。」
政影がそう言って中に入るとそこには威圧感のある一人の男がいた。
そう、彼こそがこれから天下への道を歩もうとしている男、織田信長である。
「どうした。入れ。」
「はっ。」
信長に促されて部屋の中に入った政影は平伏して
「倉内政影、お呼びにより参上いたしました。」
そう声を発した。
「うむ、よく来た。先の今川との戦いではよく働いてくれた。」
「もったいなきお言葉にございます。」
「そこでお前にひとつ大きな仕事を任せたい。」
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