大仕事、美濃攻略!!

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「父上と隆之が西美濃三人衆を調略に向かっている間に私は忍び部隊を当家に作りたいと思います。」 「ほう、それはなぜだ。」 政輝の発言に政影は意見を求めた。 「現在当家が得られる情報は清洲に来る流しの商人などから得ている程度のものにございます。これからの織田家ではこれまで以上に様々な情報が勝ちを握ると思われます。そのためには自前の優れた情報網を形成するのがよろしいかと思います。」 「ふむ。よかろう。だが、忍びの長を務めるに足り得る男につてなどはあるのか?作りたいと言っても大した能力がない者であればその時だけ伊賀や甲賀の忍びを雇ったほうが効率がいいぞ。」 「はい。優れた男を知っております。その男に忍びの長をやらせれば伊賀や甲賀にも負けず劣らずの忍び部隊を持つことができるでしょう。」
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