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「昔、私が山で遊んでいた折に怪我をした人物を見つけて屋敷で面倒を見たことがあったのだ。その時に「自分は伊賀の忍びだ。この礼は必ずする。その時がきたら声をかけろ。」と言われたことがあったのだ。」
「なるほど、それ故に今回の忍び集団の創設に尽力してもらおうと考えたわけでございますか。」
「その通りだ。その者の名は新城幸長。」
「ではその新城殿にかならずや忍びの棟梁を引き受けてもらわねばなりませんな。」
政輝達が越後へと向かってから15日ほどが経過した日、ついに新城幸長住むと言う集落まで来ることができた。
「政輝様、ここの集落なのですか?」
「あぁ、以前もらった文によるとこの集落に住んでいると書かれていたのだ。」
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