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「久しぶりだな、幸長。」
「おぉ、武丸じゃないか!!久しぶりだな。こんなところまでどうした。」
「今は元服して倉内政輝だ。幸長、お前に頼みがあって会いに来た。」
政輝がそう言うと幸長は真面目な顔になり、
「わかった、話は中で聞こう。」
そう二人を中へと促した。
「話を始める前に、幸長、あの子は何者だ?まさか、お前の子ではないだろう?」
「あぁ、仁助のことか。」
幸長はそう言うと外で控えていた仁助を呼んだ。
「お呼びでしょうか幸長様。」
「政輝、こいつは仁助。俺の弟子だ。」
幸長が紹介すると
「先ほどはご無礼致しました。仁助と申します。以後お見知りおきを。」
「幸長の弟子ね。お前が弟子を取るとは珍しいな。」
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