99人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ、色々とあってな。んで、お前の後ろに控えるその男は誰なんだ?」
「お初にお目にかかります。倉内政輝様が家臣、山本隆次と申します。」
「あの武丸にも家臣がいるんだな。」
「あぁ、頼りになる家臣だよ。」
「そうか。まぁ、ここまで来るので疲れただろう。込み入った話は明日にして今日はゆっくり休め。仁助、こいつらの面倒を頼む。」
「はっ。ではこちらへどうぞ。」
翌日、政輝は幸長に今回久々に友の元を訪れたことについて話始めた。
「この間、織田が今川を破ったのは知っているか?」
「あぁ、もちろん情報は入っている。お前が仕えている家のことだからな。」
「先の戦で情報が勝利にはとても重要であるということを知った。そこで私も自分のお抱えである隠密部隊を持ちたいと思った。」
最初のコメントを投稿しよう!