I章

3/5
前へ
/5ページ
次へ
「青龍寺 隼人 さんですね?」 俺は、焦った。何故こんな美少女が俺の名前を知っているのか、どうして俺の家に手紙を入れたのか。理解できなかった。 「はっはい、青龍寺といいます。貴方は??」 「私は、ただの女子中学生ですよ」 「そっ、そうなんですか、で、用は?」 美しい眼で見つめらる視線に思わず視線をそらしてしまった 「貴方にお願いがあってきたのです。」 なんだ、告白じゃないのか、では一体用とはなんなんだ? 俺は、この時、今までの日常を一転させる出来事が起こるのでは無いかと、好奇心でいっぱいだった。 「お願いとは?」 すると、名もわからない美少女がゆっくりと近づいてきて、唇が当たるか当たらないかの近くまで近寄り。 「血を提供して頂きたいのです。」 そう言った後、俺の唇に生暖かい触感が広がった。ぁあ、これがキスなんだなと、 キスの快楽を覚えながら、俺は、さっき彼女が言っていた事の意味がよくわからなかった。 キスをした後、首の方に顔を向け、舌先で俺の首筋をするりと舐めた。 「....」 俺は、人生でこんな状況は今までなかったので、非常に驚いている。 血?提供?この女は一体....、頭の中に沢山の疑問が思い浮かぶ。 血は血でも、なんで俺の血????? やべぇ、頭がクラクラしてきた。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加