I章

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__約束ね!!!隼人っ! はやとっ!はやーとっ!たのしーねー!! いつだっただろうか、俺が、クズになった日。 あぁ、7歳の時だっけ。 小さい頃、約束破ったんだっけ。誰だったけ。もう、顔も思い出せないや 俺は、7歳の頃、まだ世の中と言う現実を知らない頃だった。 俺の親父と母さんは、7歳の時、死んだんだっけ。 「隼人ー!沙奈江ー!今日はみんなで、東雲さんのお家に行くぞー!」 「しののめさん?なんでそんな人のおうちいくのー??母さん」 「それはね、隼人、私達の家はね、代々伝わる、呪いがあってね。1年に一度.12月20日にね、血を捧げにいくのよー。もし、行かなかったら、私達の家庭に呪いが降りかかっちゃって、皆んな死んじゃうんだよー」 「じゃ無いとな、隼人、わかるだろう?これは、伝統なんだよ。しょうがない事なんだ。」 「僕、そーゆー難しい事言われても、よくわかんないよー。」 「そのうちわかるさ!!さあ、行くぞ!!準備できたか?沙奈江」 「はーい!準備できました!!じゃあ、出発レリゴ~」 俺は、思いもしなかったんだ。その時はよくわかんなかった。 人が、死ぬという事を。
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