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「今連絡しようと思ってたんだ。こちらもやっと見つけた。魔界も見つけたそうだ」
「こっちも見つけたよ。一つ狭いけど何も無い部屋があって、そこも怪しいなって」
「見えない魔法陣があるかもしれん。今から突入するが……そっちの準備は?」
「今見つけたからこれから兵を連れてくる事になるけど」
「どのくらいかかる?」
「サムさんに念話を繋いでもらえばすぐ配置につけると思う」
「じゃあ、五分後に突入する。通信は切るが、流れてきた者は、なるべく捕縛。終わり次第また連絡する」
「分かった」
通信を切って配置についてもらうよう頼んでから、小さな部屋の前と各ロッカーの前に配置し、残りは逃げたものを追えるよういくつかに分けて配置してある。
「後は待つだけだね……」
「森の方は?」
「一部隊残してあるよ。少ないかもしれないけど、スフィにも行ってもらってるし。森のことならスフィのが詳しいしさ」
「分かりました。奏太様はなるべく中心へ」
「俺、縄で縛ることしか出来ないよ?」
「他の兵もですから。向こうで暴れてくれるはずですから、こちらにあまり来ないといいんですけど」
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