破壊

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「スフィ、この中に魔力のある人いるかわかる?」 「この中には居ないが、奥から大きな魔力を感じる……」 「向こうが逃がしたのかな?」 「いや、前よりは小さいし、兵だけでなんとかなるであろう。そう思ってこちらに寄越したのかもしれぬ」 「ならノアに任せておけば……え?」 振り向くと捕まっている嵯峨野さんが見えたので駆け寄っていく。 「嵯峨野さん!」 「へ、陛下から伝言を……」 「何?」 「魔法陣を封鎖せよと……」 待っててとノアの所に行き、魔力のあるものと対峙するが、すぐに両手をあげて投降したので捕縛し、嵯峨野さんの伝言を伝える。 「それは……罠の可能性も否定できません!兄と連絡を取りますのでここをお任せします」 ノアが連絡をとっている間に、来る人たちを纏めて檻に詰め込み外に出す。 「まだ?」 「封じます!」
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