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第三章:地底次元の深層
「これがホリ・ススムの残した手掛かり、ゼット博士が作ったといわれる、高性能なドリルと耐久性や高機能なヘルメットとスーツ、まさかここまで地底に進むことに特化されているとは」
ホラ・チヂムは、地底へと自由落下を繰り返していた。
自分が落ちる速度とブロックが落ちる速度が同じなら、後は以下に地面のブロックとの接触時間を減らすことがより深層に近づく近道だと気づいたのだ。
チョコレート色のブロックは、この高性能なドリルでも簡単に壊すことができないため、その他のブロックを選んで一気に消していった。
たまに時計の付いたカプセルを拾って、スーツへ装着すると、スーツの耐久時間残量が増えていくことがわかった。
「これもおそらく、地底人か、ホリ・ススムが残していった痕跡だろう」
ホラは100mくらい来た所に到着すると、全てチョコレート色のブロックが敷き詰められており、ヘルメットのモニタにある反応が変わった。
「上からブロックが落ちてくる気配もなく、すぐに進むのは止そう。少しこのあたりを調べてみよう」
彼はチョコレート色のブロックを歩いていると、後ろから声を掛けられた。
「おったまげたなぁ。あんた地上人か?」
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