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扉を開いて、長い階段を上って、
本当に迷路みたいな廊下をやっと歩いて
大きな扉の前に来た
「魔王様、生贄を連れて来ました」
さっきの態度と全然違う犬耳男に驚いてる間に扉が開かれた…
扉の先には真っ黒な髪に目、まさに黒って感じの男が偉そうに座っていた
「ほう、今回の生贄は男か
こっちへ来い」
黙って魔王様の元へ行く
「ふん、まあ顔はいいな
お前、名はなんと言う」
「…っ、い、」
どうしよう
俺、喋れない…声出ないよ
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