本に埋もれて

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優しい死神の飼い方 知念 実希人 古い洋館跡に建てられた、最期を迎える病院 ホスピスに、高貴な霊的存在が美しい毛並みを持つごおるでんれとりばあとなり、地上に配属される。 彼の仕事は、魂の道案内人 死神と呼ばれる存在。 優しい女性に拾われ、病院で未練を残したままの患者達から、想いを断ち切らせ我が主人様の元へ行けるようにするのが仕事だ。 しゅうくりいむにヨダレを溢れさせ 意志に反し、尻尾を左右に振りまくり、あげく叱られ腹を見せて降参ポーズをしてしまう犬の身体に振り回される高貴な霊的存在が、笑いを誘う。 首尾良く、三人を救ったはずがもつれ絡んだ、死神には、不可解な人間の感情が、院内全てを殺害される未来を知る。 自身を救ってくれた女性に、恩を返すべく奮闘する先に待つものは? そして、死神の名に隠された真の意味とは? 笑い温まりながらも、しっかりミステリー満喫出来ました。
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