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「そして、ひとつの結論に達した」
いったん言葉を切って、教室をぐるりと見渡す。視線が少年に集まる。
それから、吸い込んだ息を押し出すように告げた。
「この中に、三年前のあの日、中越聖に爆弾を渡した人間がいる――」
かえでの耳に、ぴきん、と氷の割れるような音が聞こえた。実際、割れたのだろう。七人の見えない絆(そんなものがあったとすれば、だが)は、この日を最後に引き裂かれたのだから。
これが爆弾同窓会の幕開けだった。
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