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「先輩、助けて!!!私、今変なのに追いかけられてて!」
と、朝藤さんは肩で息をしながら私に助けを求めてくる。
いや、ストーカー撃退法とか知らんし。変なのって不審者のことでしょ?そんなの男子に任した方が無難。下手に扉開けて、入ってこられたらソレこそアウト。って事は、まず不審者が居るであろう場所から離れること。つまり窓から脱出し、人が沢山いる事務所に駆け込む。脱出が無理なら携帯で誰か呼ぶ。
此処は二階なので、窓から脱出しても足が痛いぐらいか、道具を探してゆっくり出る。そのまま飛び降りて受け身取ればいいって思ったけど止めた。流石にアスファルトに転がって受け身とか無理。絶対痛いし、擦り傷出来る。そもそも2階からって飛ぶって無茶だったわ。そして、道具。周りには何も無い。
よし、助け呼ぼう。
↑結論に至るまで約1.5秒
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