全ての可能性への努力

4/10
前へ
/36ページ
次へ
カバンからスマートフォンを取り出し、私の席の隣の牧野さんと言う男性を呼び出しコール。 ワンコール、ツーコール、スリーコール。ブッ… プーッ、プーッ、プーッ… マジか!切れた! 「先輩っアレ!!!」 何かに気がついたようで、朝藤さんが大声を出す。 私は睨むように朝藤さんが言った “アレ” に目を向ける。 しかし、視界にソレが入った瞬間、私は自分の目を疑った。 ソレは現実にあるはず無いもの。ファンタジー小説にありがちなソレ。そして、勇者などと言う主人公が異世界に連れて行かれる、定番の摩訶不思議アイテム。 “ 魔法陣 ”
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加