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カバンからスマートフォンを取り出し、私の席の隣の牧野さんと言う男性を呼び出しコール。
ワンコール、ツーコール、スリーコール。ブッ…
プーッ、プーッ、プーッ…
マジか!切れた!
「先輩っアレ!!!」
何かに気がついたようで、朝藤さんが大声を出す。
私は睨むように朝藤さんが言った “アレ” に目を向ける。
しかし、視界にソレが入った瞬間、私は自分の目を疑った。
ソレは現実にあるはず無いもの。ファンタジー小説にありがちなソレ。そして、勇者などと言う主人公が異世界に連れて行かれる、定番の摩訶不思議アイテム。
“ 魔法陣 ”
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