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~数日後~
雪が降り、日が暮れ始め薄暗くなった森の中でディアブロとバルスたちゲルマン人とローマ人は戦争をしていた。戦況は乱戦の状態になり人が入り乱れ、そこらに死体が転がっている。
バルス「ディアブロ、生きてるか!!」バルスがローマ人の口に剣を突き刺しながら言う。
ディアブロ「一々、俺のこと気にすんなバルス!!目の前に集中しろ!!」そう言ってディアブロは相手の目玉に剣を突き刺した。
ディアブロ「てか騎馬隊はまだ来ないのか!!」そう言っている間に相手のローマ人の1人がディアブロに向かって矢を放った。バルスが矢に気づき飛び込んで盾で受けた。
ディアブロは地面に落ちている槍を拾い上げその矢を放った男に向けて投げつけ、見事に命中。相手の顔面が槍で貫かれた。
ディアブロはバルスに向けて手を差し出した。ディアブロ「殺るぞ、バルス。みな殺しだ」
バルス「ああ。」と言ってその手を取った。
そして2人は敵に向かって走り始めた。ディアブロは姿勢を低くして相手の足を払い転ばせた。そしてディアブロは軽くジャンプして全体重を掛けた肘を相手の顔面に食らわせ、大量の血が吹いた。
ディアブロ「てめぇ!!ふざけんなよ!俺のメシ返せ!!あぁ!?それともオメェの耳でも食ってやろうか!いや、チンコでも切ってよく焼いて食ってやるよ!!」
と言い放ちながら顔面を蹴り続けている。
バルスは何かに気づいた。
バルス「おい!ディアブロ!やめろ!」
ディアブロ「うるさい!こいつが悪いんだろ!俺がガキだからって舐めやがって!」
バルス「おい!ディアブロ!!早くやめろ!」
するとディアブロは髪を引っ張られ1メートル程宙に浮いた。馬に乗って綺麗な青銅の鎧を纏っている明らかに位の高そうな男にディアブロは髪を引っ張られ持ち上げられている。
バルス(アレはペトロフ将軍…!見回りに来てたのか!)
ディアブロ「いててて!」
ペトロフ「随分と元気なガキですね。だがケンカはいかんケンカは。ハハハ」
ディアブロ「いてて…あいつが俺を犯そうとしてきたからだ!」
ペトロフ「そうか……。だが私の兵がクソッタレのローマ人を殺す前にあなたのせいで戦闘不能になってしまったことは事実。罰として相手の偵察をしてきなさい」
ディアブロ「なんで…おれが…悪くないのに…」
ペトロフは冷たい目でディアブロを見る。
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