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……この発言で感じる違和感。
……ガタッ!
「うわッ!びっくりした!急に立たないでよ!」
俺の行動に、死神は驚いていたが、この時の俺は気にも留めなかった。
俺は勢いよくその場から立ち上がり、教室の入り口へと全力で走って向かっていった。
そうだ、あの死神は『今から3分間』と言っていた。
それはつまり『今から3分間たった後なら特別な方法以外で開くということ。』
あれは死神がゲーム開始の合図をしてからの3分間という意味ではない。
あの3つ目のルールを言ってから3分間だったんだ!
3つ目にルールを配置した理由は、「扉のルールを言う時間」と「ゲームを開始する時間」の間の時間差をできる限り短くするためだ。
そう考えると辻褄は合う。
残り時間は15秒ほど、死神が3つ目のルールを言ってから、ゲームの開始を合図するまで約20秒くらいなはず。
特別な方法の制限が終わるとするなら、最初の開いている状態に戻っているかもしれない。
それならばこの扉はもう普通に開くはずだ。
「頼む……!」
扉の前に立った俺は、そう切に願い扉に手をかけ、力を込めた。
しかし、その扉は開かなかった。
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