第3章

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『ゆいちゃん どうして最近顔を見してくれないの? 恥ずかしいのかな? 僕はこんなにもゆいちゃんの顔が見たいのに』 もう無理だと思った 私はこれに耐えられそうにない 外には出たくなくて家から警察に電話をかけた 「…おねがい、解決して」 心で強く願っていたからか声にも出していたけれど それくらい私の心はギリギリだった 『はい こちら〇〇警察署です どうかされましたか?』 「! たすけてください!」 『落ち着いてください どうされました?』 「今ストーカーされてるんですけど、 以前そちらにも何度も相談に行ったんですが 相手にされなくて… おねがいします、助けて下さい」 『そういうことでしたら直接署までお願い致します』 「そんな!」 『お電話だけだと証拠のものなどの提示をしていただけないので信憑性に欠けてしまいます。 そういったイタズラ電話は何件もあるので ご了承いただけますと幸いです』
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