ランダムワープ

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『む…無茶です…ロリノア様…未知なる超々銀河団には…』 倒れているメイシンがロリノアの暴走を止めようと試みるが、まともに動けないメイシンでは止めようも無い。 「大丈夫よ!私を信じて!無茶だろうがヤ○チャだろうが、私が何とかして見せるわ!」 『ヤ…ヤ○チャでは…爆死が不可避に…』 「あ、そう言えばそうね。じゃあ無茶だけに留めておくわ!」 『いや…それでも無茶は…ん?身体が…動く!?』 先程まで遠隔操作によって動きが封じられていたメイシン。しかし、宇宙船の加速が増してくると遠隔操作がやみ、普通に身体が動かせる様になっていた。 「…計算通りね!メイシン、今の内に壊れされたデータやプログラムの復旧を急いで!」 『ロリノア様…これは一体…』 「いい?キモオタ星人はハーレム創建を目的としているの!つまり、私が命を賭ければ何としても阻止する必要があるのよ!マザーコンピューターを完全に遠隔操作するには時間がかかる…。つまり、キモオタ星人は私の暴走を止めようとしている、メイシンを自由にするしかない!キモオタ星人にとっての優先順位は宇宙船の乗っ取りよりもハーレム創建!つまり、私の生命を最優先!だからメイシンの束縛を解かざるを得ないのよ!」 一瞬にして状況を把握して的確な判断を下せる、見事なまでの判断力。まさにロリの中のロリ、究極のロリが故の才と言えよう。 その才によって導き出した答えが…生命を賭けた逃避行。 「スピードがワープ可能領域にまで到達!メイシン、未知なる超々銀河団を探しに行くわよ!」 『で、ですが新たなる超々銀河団を発見できても、ワープの足跡を辿られてはキモオタ星人の追っ手が…』 「分かってる!だから…ランダムワープを利用するわ!」 ランダムワープ。それは行き先が分からなくなる、ランダムなるワープ。 宇宙船hakobuneには戦闘設備は搭載されていない。あくまでも開拓とハーレムが目的の宇宙船であり、戦闘設備の搭載はなされていないのだ。 そんな宇宙船では宇宙の海賊…宙賊に出くわした時、折角作り上げた究極のロリが見知らぬ男達に乱暴される事に…。それを阻止する為の緊急避難装置がランダムワープである。 宇宙船のエネルギーのおよそ30%を使用してのランダムワープ。これで未知なる超々銀河団へと到達出来れば、キモオタ星人の追っ手も遠隔操作も振り切れる…筈!
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