相原君の戸川っち観察日記③

21/34

2061人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
押し寄せる女の子達で相原君の周囲は一気に埋まってしまった。 でも、決してこれを相原ハーレムだとアホみたく勘違いしてはいけない。 「戸川先輩は何時頃になるんですか?」 横に来た女の子が勢い込んで聞いてきた。 相原君は戸川っちの付属品なのだ。 「さぁ?知らないよー」 知ってるけど教えてやんない。 そんなことより、敵はどこだ? ハーレムから首を突き出して会場内をキョロキョロ見回したけど、由里ちゃんの姿がない。 おかしいな。 由里ちゃんが簡単に戸川っち争奪戦から外れるわけないのに。 怪訝に思いつつも、とりあえずしばし「なんちゃってハーレム」に浸ることにする。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2061人が本棚に入れています
本棚に追加