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押し寄せる女の子達で相原君の周囲は一気に埋まってしまった。
でも、決してこれを相原ハーレムだとアホみたく勘違いしてはいけない。
「戸川先輩は何時頃になるんですか?」
横に来た女の子が勢い込んで聞いてきた。
相原君は戸川っちの付属品なのだ。
「さぁ?知らないよー」
知ってるけど教えてやんない。
そんなことより、敵はどこだ?
ハーレムから首を突き出して会場内をキョロキョロ見回したけど、由里ちゃんの姿がない。
おかしいな。
由里ちゃんが簡単に戸川っち争奪戦から外れるわけないのに。
怪訝に思いつつも、とりあえずしばし「なんちゃってハーレム」に浸ることにする。
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