相原君の戸川っち観察日記③

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頭脳明晰で仕事ができて。 女の子にもてるのに無愛想で。 偉そうで無敵で、弱さなんか欠片もないはずの戸川っち。 だから余計に痛々しく思えた。 きっと、誰も戸川っちが苦しんでることに気付いていない。 見てるこっちが居たたまれなくなって視線を横に戻すと。 「相原ー。水ー、水ぅー」 ため息をついて、締めの一句。 忘年会 呑気に潰れる美香先輩 潰れたいのは 戸川だろうに 「よし。季語入った」 「相原ぁ……気分わる……うっ」 「え?うわ、やや、やめ……っ」 相原君の戸川っち観察日記③・終
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