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試験最終日の金曜日、午後の最後の試験を終えて、教室の机の上に突っ伏してた僕に、崇さんからの『試験終わった?』というメールが届いた。
そのメールを見ただけで、飛び起きてしまう僕は現金な奴かもしれない。
口元を緩めながら『なんとか終わりました』と返事を返すと、崇さんからもすぐに返事が返ってきた。
『今日、夕飯、一緒に食べないか?』
久しぶりに崇さんに会える、と思ったら、僕は教室から飛び出していた。
早めに仕事をあがるとは言っていたものの、定時には終わらないだろうな、と思った僕は、バイトの予定はないものの、店のほうに顔を出した。
今日は尾賀さんと長谷川さんがレジのほうに入っている。
彼女たちの手際のよさのおかげで、お客さんの列はそれほど長くはなっていなかった。
「おや、濱田くん」
商品の補充をしていた店長の矢島さんが、店の中をウロウロしていた僕に気づいて声をかけてきた。
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