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「あ、お疲れ様です」
「お疲れ~、試験終わったんだ?」
「はい、なんとか」
僕は矢島さんと立ち話をしながらも、今日が金曜日だったことを思い出して、ふと食品の棚のほうが気になった。
いつもなら、崇さんが酒のつまみを買っていく日だけど、今日は僕との食事があるから、買いに来ないかもしれない。
矢島さんとの話を終えると、僕は酒のつまみがある棚のほうに向かった。
前にも崇さんの好きそうなつまみをたくさん買ったのを思い出す。
今日は、食事の後、崇さんの家に行ってもいいんだろうか。
僕はちょっとだけ期待しながら、棚にある商品をジッと見つめる。
「おーい。濱田くん」
尾賀さんがニコニコ笑いながら、たくさんのカゴをもって現れた。
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