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外のひんやりした空気が心地よい。
たいした量を飲んではいないはずなのに、少し身体が熱く感じる。
僕は隣を歩く崇さんを見つめる。
たぶん、僕はアルコールだけでなく、赤くなってるだろうけど、隣の崇さんは、いつもと変わらない。
あれくらいじゃ、酔わないのかもしれない。
それが、少しだけ悔しい。
周囲には、白い息を吐きながら家路についている人々。
そして、僕たちの足は、何も言わずとも、自然と崇さんの家に向かっていた。
そのせいか、百均で買ってきたつまにの入ったレジ袋の、カサカサという音が妙に耳についてくる。
「家についたら、それ、食うか?」
住宅街に入り、人の姿がまばらになってきた時、崇さんが声をかけてきた。
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