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カーテンの隙間からは日の光が漏れている。
今が何時なのか、時計を見るために、ぼーっとしながらも、サイドテーブルに視線が自然といってしまう。
「あ、あれ?」
寝る前にはあった、あのガラス製の時計。
それが今はなくなっている。もしかして、僕が変な反応をしてしまったから、崇さんが気にしてしまったのか。
僕は崇さんを探しに、腰に重だるさを感じつつも服に着替えると、ゆっくりと階段を降りた。
キッチンのほうからは、何か香ばしいいい匂いがしてきた。
僕は引き寄せられるように入口に立つと、そこでは崇さんが朝食の用意をしてくれていた。
「おはようございます」
崇さんの背中に声をかけると、少し驚いた顔で崇さんが振り向いた。
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