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「ああ、おはよう……身体、大丈夫?」
手をタオルで拭くと、僕のそばに寄り、背中に手を回してくれる。
優しく撫でられると、キュンと胸がときめいて、さっき湧き上がった罪悪感が、より深くなる。
「だ、大丈夫です。それよりも、あの……」
「ああ、ちょっと待ってて。もう出来るから、座って」
僕の言葉を途中で遮ると、椅子をひいて、僕に座るように促した。
僕は仕方なく、素直に座ると崇さんの背中を見、それからリビングのほうを見た。
テレビでは、有名な俳優がMCを務めてるバラエティ番組が映っていて、テレビの端に表示されてる時間を見て、まだ十時前だというのがわかった。
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