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オハナシの最初は、カジマからの手紙だった。
「え。」
手紙を読んだミヤもびっくり。
「ギンガが結婚?!」
ミヤと同い年の良きライバル、親友。
「俺、あいつからそんな報告もらってない!」
ただの同級生かも。
「結婚式する予定もないんだって」
幼い頃に結婚式の真似事をしたあたしたちにとって、
「いいのかな」
不安になる。
「相手の女性はどんな人だろ?」
リーナは、むぅと考え込む。
そして、彼女の夫である、ミヤをちらりと見る。
「ね、GW。」
「行ってきて、いい?」
最近覚えた上目使いで、ミヤを見上げて、甘えた声をだす。
「おねがぁい」
「誰から教わった?」
ミヤが呆れてる。ち。失敗か。
「ネット。"彼をメロメロにする小悪魔テク特集"」
ミヤがため息をひとつ、ついて、
「いいよ、行けるようにしてあげる」
「誕生日だからね」
ぃやった。
「あとでそれ、もっかいやってね」
追加業務あり。
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