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「どのみちあなたは水野さんをメインアシスタントにする気がないでしょう」
「まぁね」
「あんなに優秀なアシスタントをキープしないなんて、本当にあなたは変わり者です」
「何とでも言え」
お前のためだってこと、いつになったら気づくんだろうと思いながら俺は軽く笑ってやる。
けれど吉岡はどこまでも俺に冷たかった。
「会社まで猛ダッシュすれば岸谷さんより先に着きますよ」
「俺に死ねって言ってんの?」
「それだけ自由気ままに生きているあなたが死ぬはずないでしょう」
今日の吉岡はどうも機嫌が悪いらしい。
また水野さんをお誘いしたのに、さらりと交わされちゃったんだろーか?
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