Q,2 今、考えなければならない事 A.森屋の事

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「名前は似てるなんて、そんなのよくある事だし…第一、その子、男の子でしょ? 性別違うじゃん。」 俺は手が軽く震えてたから、後ろに隠す。 声も震えてないか気になったけど、俺はワザと余裕のある笑みをこぼした。 「だ、だけどさ、その男の境は急に自主退学して、き、き消えたんだって。 そ、その約1年後、この学校に、さ境さんが転校してきた。 ななんか、ふ、不思議じゃない?」 まだ病気の事はバレてねぇのか? その話して何を企んでやがる、間宮は。 「その話だけ聞くと不思議だけどぉ~… 私は、そんな子しらないもぉん。 間宮クンは私に何が言いたいの?」 俺は精一杯かわいこぶって、間宮に一歩近づいた。 すると。間宮が顔を赤くして下を向いた。 「ぼぼ僕はっ…何か関係あるのかなって思って…なな何か悩みがあるなら相談にの、のの乗りたいって…。」 「ぜぇんぜん関係ないよぉー。 間宮クン、私の事心配してくれたんだね!! ありがとうっ」 俺は間宮にまた一歩近づき顔を覗き込む。 間宮は眼鏡を押さえ、耳まで真っ赤にして廊下の床を見つめていた。 「だけど、ね?」
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