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─── 春麗らかな小春日和。
いつものようにのどかに車を走らせる。
広く、見通しのよい平坦な直線。
静かになった隣をチラっと見ると、すやすや と気持ち良さ気に眠るお転婆姫。
後ろからは何を言っているか解らないが、ヤンチャ坊主の陽気な歌声が聞こえる。
その歌声に耳を傾けながら走っていると………
目の前で対向車がいきなり車線をはみ出して私の車に突っ込んできた!?
「うわぁ!?」
驚いた私は、咄嗟に急ハンドルをきってガードレールすれすれ…と、まではいかないがハンドルをきり、何故かブレーキを少しだけ踏んでしまった。
幸い、大事には至らなかったが…。
─── 私の後ろにべったり張り付いて走っていた三菱のデカイ車は、予期せぬ私の運転に驚いたのか、それ以降、暫くはかなり車間距離を開けて走っていた。
この話を目的地について旦那に話すと、何故か私が怒られた。
……………… 解せぬ!!!
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