第一部:春夏の流れ、だらだらと、滔々と、ころころと巡る月日。

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そして、第二強行犯捜査から第五強行犯捜査には、それぞれ1係から9係までの刑事達が配属され。 一つの係には、5~7人の刑事と主任(班長)で構成される班が、二組ずつ編成されて居る。 因みに、木葉刑事が居たのは、第二強行犯捜査‐2係、篠田班で在る。 そして、第二強行犯捜査から第五強行犯捜査までの刑事達が扱うのは、傷害事件と殺人事件が主に、だ。 次に、第六強行犯捜査。 此処は主に、強盗、性犯罪、暴行、または連続した暴行事件や傷害事件など扱う。 然し、その被害者が死亡した場合には、第二強行犯捜査から第五強行犯捜査に所属する班が捜査を引き継いだり。 また、捜査に加わる事に成る。 そして第七強行犯捜査と云う所は、放火や失火事件を扱う。 此処でも死人が出て殺人や殺人未遂と判断されると、第二強行犯捜査から第五強行犯捜査までに所属する班が一課長の判断で投入されたり、事件を引き継ぐ事が在る。 その他、第一特殊犯捜査、と云う専門も在り。 立てこもりや人質事件に対応する、特殊犯捜査1係。 電話や怪文書に因る脅迫や恐喝を主に担当する特殊犯捜査2係。 飛行機やら電車などの事故、爆発、爆破の各事件と、労働災害に絡む業務上過失致死事件を扱う特殊犯捜査3係が在る。 そして、木葉刑事達が所属する第二強行犯捜査から第五強行犯捜査と共に最も悪霊事件で振り回されたのは、特異事件を扱う第二特殊犯捜査と云う所に所属する刑事達で在る。 捜査員の中でも、様々な事件に対応が出来るという彼らだったのに。 悪霊の起こす事件の前では、他の刑事たちと同様に肩を落としていた。 また、一課のその後には、事件捜査に於ける最後の砦。 捜査本部が無くなった後も継続して事件を捜査する、特命捜査対策室と云う専門が在る。 この全てが、俗に云うならば捜査一課で在り。 その全てを取り仕切る現場監督が、捜査一課長と成る。 さて、木葉刑事の所属しているのは、この捜査一課だが。 今後の話には、他の課も多少関わり合う事も在るので。 ざっくりと説明をする。
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