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早々我が身にカツを入れ、時間の融通が利き、時給のいい、自分勝手というしかないバイトを探しまくる。
そして、降って湧いたように都合のいいバイトが現れたのは一昨日のこと。
紹介者は弥生ちゃん。だが、彼女の言葉は親友らしからぬものだった。
「競争率は激しいが、ネバーギブアップ！ 当たって砕け散ってくるがいい」
何それ？ 不採用間違いなし！ と言っているのも同じじゃない、と頬を膨らませるも……。
「時給1,800円、賄い付き、オーナーは超絶イケメン。故に、バイト募集の張り紙を出せば、毎回期限内に百人ほど応募がある」
――と聞けば納得するほかない。
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