ぷろろーぐ

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「ごめんね。もう後戻りはできないの。もっと早く涼ちゃんが素直になってくれてたら・・・。」 22歳の冬、雪の降る公園で俺、斎藤涼(さいとうりょう)は涼宮萌(すずみやもえ)にそう告げられた。 言葉の意味を信じることができず、呆然と立ち尽くすことしか出来ない。 「それじゃあ涼ちゃん、私もう行くね?」 萌が俺に背を向け歩く姿をただ見ていることしかできなかった。
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