0人が本棚に入れています
本棚に追加
「何!?」
突如暗闇から何者かが現れ襲いかかってきた妖怪達を一瞬で斬り殺してしまった。
「貴方は…!?」
「オヌシは一体…?」
「そやつは我の忠実なる下僕。話しがまとまるまでしばらくお前達の命はそやつが預かる。それなりに腕の立つ忍びゆえ安心しろ」
どうやら闇をまといし者に従える者のようだ。
「俺について来い。死にたくなければな…」
「陽姫!逃がさぬ!」
すかさず妖怪ヒョウビが追いかけようとする。
だが闇をまといし者が立ちふさがる。
「どこへ行く…お前の相手は我なり」
「ぐ…おのれ貴様…裏切りおって…食い殺してくれるわ!」
闇をまといし者と妖怪ヒョウビの戦いが始まった。
「さあ俺についてこい!こっちだ!」
「十兵衛…」
「陽姫様、ここはこやつを信じついて行きましょう」
======================
陽姫一行は突然現れた男に導かれ古い神社の中へ隠れた。
「はぁ…はぁ…ここ…は…大丈夫…なのですか?」
「むぅ…結界か。陽姫様、ここは結界が張られておりますゆえ大丈夫にございます」
「そうですか…安心しました。皆の者、ご苦労でした…しばし休みなさい」
最初のコメントを投稿しよう!