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それを止めようとする侍達だが闇をまといし者の人間離れした速さについていけず闇をまといし者と陽姫との距離はどんどん縮まり陽姫を守るのは十兵衛のみとなった。
「十兵衛!」
「陽姫様!出てきてはなりませぬぞ!」
「どけ十兵衛!」
闇をまといし者が十兵衛に斬りかかる!
ガキィンン!
ガキィン!
キィンン!
人間離れした速さで動く闇をまといし者だが、柳生十兵衛もまた剣の達人。互角に対抗している。
「柳生十兵衛、さすがに手強いな…だがこれならどうかな…闇の力を味わうがいい!」
そういうと闇をまといし者はその周囲に漂わせる闇を十兵衛に放った。
「ぐおおああああああ!」
「フッ…動けまい?いいか、その闇はこれからお前の命を喰らっていく。もはやお前はどうすることも出来ない。だが安心しろその前に俺が斬ってやる!」
闇をまといし者は柳生十兵衛の首めがけて刀を振り落とした。
「ぐおおおあああ!させぬ!陽姫様の命は死んでも守りぬいてみせる!ぐおおああああああ!」
「…!?まさか!!」
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