運命の日

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「少尉、どうした?」 亜佐美が声を掛けるとミユキの声がスピーカーから流れる。 「目標捕捉。青い光です。低いのが中央。東と南に高度を上げているのが1基ずつあります」 「ミユキ、早すぎる」 戎とツガルの呻きにも似た声が続いた。 「では、一番低いやつをミユキが落とせ。東に向かうのは戎だ。南はツガル」 亜佐美が命じると「了解」と三つの声音が流れた。 1分後、ミユキの判断で最初の迎撃ミサイルSM-10が射出され、ナイトメアは僅かに揺れた。
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