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追記:気仙沼線松岩駅について。
『国鉄ランデブー』を書いていく中で、たまたま松岩駅を知った私がその駅について調べてみると、恐ろしい現実にぶつかりました。
1957年(昭和32年)2月11日に開業した気仙沼線松岩駅は、2011年(平成23年)3月11日に発生した、東日本大震災の巨大津波により流失していたのです。
この地震で、気仙沼線の沿岸を走っていた「陸前横山駅―不動の沢駅」間の実に16駅、営業距離52.1㎞が津波に流され不通となっていました。
16駅の中に松岩駅もあり、現在の駅周辺の写真をみて大変な衝撃を受けました。
駅舎はなく、ホームの一部が残るのみ。
駅の周囲に何もない。ただの荒れ地。
その中に、バス停がぽつんと立っています。
全て、津波がさらっていったのです。
営業年数は、わずか54年と1カ月だったということです。
あの地震がいかにすごかったか、私は改めて恐ろしさに震えました。
2017年現在、気仙沼線の不通区間はいまだに復旧していません。
現在は、バスが不通区間を鉄道代わりに運行しています。
いつか気仙沼線が全線復旧することを願っています。
2017.6.10
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