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俺は自室で映画ギリギリリターンを見て、ギリギリを妄想する高校生、(アツカワ・ジュウロウタ)厚川十郎太だ
ギリギリと言えば、アレだろう豊満な胸の谷間に、パンツが見えそうで見えないスカートライン、そこから溢れる眩しい太もも、俺はスケベネタを止めてトイレに行き手を洗う、すると姉が風呂から上がったらしい、タオル巻きの姿、姉の胸から見えるであろう谷間は、左腕全体を使いキッチリと隠されており、無防備な下のラインは、タオルの隙間からギリギリ太ももが見えそで見えない
「ねえ、弟、私とイケナイ事しない?」
おい、それはギリギリの兄弟関係から、禁断のラブコールに聞こえる、ハッ、いかん
「バッカじゃねーの、21にもなって、彼氏でも作れよ」
「ちっ、乗らないか」
当たり前だ九十九(つくも)姉、ギリギリの姉の下ネタジョークをいつも通り避ける、それを聞いていたオヤジ太郎(タロウ)がぼそりと、ビールから手を止めて言葉をこぼす
「あのよ、法律上はアウトだが、兄弟で近親相姦したら、奇形児が生まれやすいのはデマらしい」
「くっそオヤジ、出てくんな!!」
「え? 本当?」
興味を持つ九十九姉にオヤジは一口ビールを飲むとデマを語る
「ああ、狭い島国だけで交配が進むと、劣性遺伝子が死滅して自然淘汰され、残った子が生き残り、奇形児の問題が解消されると言う説もある、だから、お前ら大いに結婚しろ」
「バカオヤジ!!」
「あ、ちょっと、それ良いじゃん」
俺は吐き捨てると、勇み足で自室に向かった、それはアウトだろ、ヤケクソ気味にゲームを起動、アバターのカメラアングルを変えて、パンチラをしようとするが、カメラの向きがギリギリ固定されてて、見えそうで見えない
「チキショー!!」
「ねぇ、十郎太? ビール飲まない?」
明らかに姉の魂胆は見え見えだ、未成年にビールを飲ませたらアウトだ
「やだ、臭いし」
「ちっ、使えない弟」
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