悪ノ娘

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「おいこら!…さっさとそこどけ。」 昔々あるところに自分勝手なグループの 頂点に君臨するは齢十三の王女様 「周りに何を言われても私は味方よ♪」 お人好しなお姉ちゃん 「今日はどこで食うかな~…」 「面倒だからコンビニにすっか。」 「そうだな♪」 格好よく似た幼馴染み 「何かあったらちゃんと言いなよ?」 親友の性格・お世話焼き 全てが全て彼女の宝(モノ) お金が足りなくなったなら 「今月ピンチだから貸してくんね?」 「友達から集るとか情けないヤツだな…」 お金持ちから搾り取れ 「悪魔は学校来んな!…っでっ!」←殴られた 友達虐める者達は 「てめぇら、ウチの友達虐めたらただじゃおかねーからな!」 粛清してしまえ 「お前、やり過ぎだ…そこになおれ。」 悪ノ花可憐に咲く 「お前が可憐じゃねーのが残念だ。」 「歌詞なんだから仕方ねーだろ。」 残念な彩りで 「お前たまには真面目にやれよ。」 怒ると怖いこの人に あぁ、とても頭が上がらない 暴君不良が恋するは 「見舞いに来てやったぞ。」 「夏兎…お前、そんな事したら風邪…移る…」 「じゃあ、こうして…」←抱き付く 「\\!?!?」 「これで大丈夫だろ。」 近くに、住む幼馴染み だけど彼女は哀しいかな 「\\てめぇ!な、ななな何しやがる!?!?」 「何って見たまんまだが?」 「\\余計熱出るだろ…」 「何か言ったか?」 「\\べっ、別に!」 中々素直になれず仕舞い これに困った幼馴染み その日友達を呼び出して 聞こえないよう言いました 「解熱剤…今すぐ買ってきてくれ。」 【数分後】 「はい…私風邪引いた事ないから適当に買ってきた。」 「ミネラルウォーターにアクエリ、ポカリ、レモン水…飲料水ばっかだな…あっ、解熱剤あるな。」 幾多の飲料買ってきて 「ゴメン…熱が出たら水分いるかなって…」 「まぁ、この様子じゃドーナツ食えねぇからな…」 「それにしてもドーナツだなんて、ちょっと女子力に欠けるね。」 何気なしに言っている こんな、余計な一言は 「お前…それ、ケイが起きてたら怒るぞ。」←ケイいつの間にか熟睡中 彼女には届かない 【そのまた数分後】 「んぁ?…もう夕方か…」
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