悪ノ娘

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昔々あるところに 自分勝手なグループの 頂点に君臨してた齢十三の王女様 授業の終わりは午後の四時 最後のチャイムが鳴る時間 王女と呼ばれたその人は 時計見ながら何を思う (……ドーナツ食いてぇ……) 遂にその時はやってきて 終わりを告げる鐘が鳴る 「チャイムな。」 「レキさんは黙ってて!」 うるさい輩に目もくれず 彼女はこう言った 「あっ……ドーナツ買う金が……」 悪ノ(?)花、再び咲く ワガママな彩りで 「奢ってやらねぇからな。」 「そんな事言うなよレキ~!」 それ見た親友こう語る 「……やっぱりケイはケイだよね;」 (終)
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