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調理実習してる時に
「今日はカレーか…」
「私肉切る~♪」
そこででしゃばる危ないコイツ
「お前の手付きは危なっかしいから計量でもしておけ。」
「レキこそ出来るの?」
「少なくともお前よりはな。」
その子供っぽい言い方声に
一瞬で心に火が点いた
だけど君がその役を
買ってでると言うのならば
「レキは玉ねぎ切って、みじん切りやったら出来るやろ?」
俺はそれに応えよう
どうして?涙が止まらない
「レキ!目が充血してる!」
「わ、私変わろうか?」
君は王女俺は召し使い
運命別つ、哀しき二人
【戦いにて】
「たまには私にも護らせて!」
君は拗ねる…軽く拗ねる
「後半日で学校終わる~♪」
当たり前だと俺は突っ込む
このやり取りお決まりならば
俺はあえてそれに逆らおう
「あっ、体操服忘れた。」
ほら、俺の服を貸してやる
次からはもう忘れるなよ
大丈夫、こんなの慣れてる
からかわれても平気だ
君は王女俺は召し使い
運命別つ、残念な二人
君が笑う、その為ならば
俺は何だって我慢する
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