第28任務 ディス子さんとコインランドリー

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「わははは! なんだこの『ゲイニン』という連中は。はっはっは! まるで阿呆ではないか! くくく! わっはっは!」 テレビには『ゲイニン』という2人組が出てきて『コント』というのをやっている。これがまたおかしな事を次から次へと…… 「あ……!」 しまった。ジュラルミンが早寝してしまったので洗濯をしていない。 家事はいつもジュラルミンがしているからすっかり忘れていた。 「おーい、ジュラルミン、洗濯物が……」 「……」 「ジュラルミーン、洗濯物……」 「……」 寝てしまったようだ。まあ仕方ない。無闇に起こして襲われても厄介だ。私がやってみるか。 「洗濯機か……どれどれ」 なんだかスイッチがたくさんついている。洗濯物は恐らくこの扉の中に入れるのだろう。 洗濯物を入れ、いざスイッチオン! ……あれ?『ON』のスイッチがないぞ? 水量? 時間? なんだこれは。『ON』はどこだ! 「ええい! 洗濯機め! これか! こっちのスイッチか!」 しかし洗濯機は動く気配がない。 「ビー! ソウサエラーデス。キノウヲテイシシマス」 「え!? いや、ちょっとまて……まだ洗濯が……止まるな!」 「キノウテイシ」 シュウゥゥゥン…… 「あ……」 詰んだ。まずいな、これは壊してしまったか? 「そうだ! たしか近くの『コインランドリー』という小屋に洗濯機たくさんあったはず。あそこに行こう」 私は動かなくなった洗濯機から洗濯物を取りだして袋につめ、そのコインランドリーとやらに向かった。
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