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ひどい目に遭った……まだこの自動販売機は危険だな。ハードルが高い。
飲み物は諦めよう。
「しかし、服がびしょ濡れだ。参ったな……」
そうだ。ここは洗濯ができる。私の服も脱いで入れてしまおう。
地球人は光の有無で休息をとる生物のはずだからみんな休んでいる。誰も来るまい。
私は着ていた服を脱いで持ってきた洗濯物と一緒に洗濯機に入れた。
「ふう。ひと安心だ。ここがコインランドリーでよかった。しかし……うぅ、さすがにまだ冷えるな」
ぶるっとひと震えすると私は体を抱くようにさすりながら待ち合いベンチへと腰掛けた。
そして今に至る。
……そうか、ジュラルミン……お前が寝たせいか!
恐らくジュラルミンのせいではないような気がしつつ、なんとなくムカついたので奴が悪いという事にしておいた。
ゴウンゴウン……ゴウンゴウン……
洗濯機がひたすら回っている。家のものより大きくて性能も良く、操作も簡単だ。家にもほしいなこれ。
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