<同窓会当日>

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「……何が良かったんだよ!」 テーブルの端で、独りボサボサした頭の男が睨み付けてきた。 「おい、双士、止めとけ、飲みすぎだぞ!」 イッちゃんに止められているのは、夜能双士(よるのうそうし)だった。 こいつは昔から何考えているかわからなくて、僕とはあまり反りが合わなかった。 宮村雫とは幼馴染みで家が隣同士、いつも一緒に居た記憶がある。 「みんなが元気で人生送ってて、それが嬉しかったんだけどな。」 僕は少し場に水を差した、こいつに腹が立ったみたいだ。 「みんなって、ここには雫がいないだろうが。」 夜能は大きな声を出した。 皆がシーンとなったが、イッちゃんが口を開いた。
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